お家で実践 病気各論

猫によくある病気とお家で注意することについて

こんにちは!けいです。

今日は犬に続いて猫編です。

猫を初めて飼うので、病気のことも知っておきたいな。
お家での注意事項も教えてください。

 

けい

わかりました。

よくある病気をピックアップして、

注意することも一緒にお伝えします。

 

泌尿器疾患

①猫下部尿路疾患

尿石症、尿路感染症、膀胱炎、尿道狭窄、尿道結石など猫の膀胱と尿道に起きる病気のことです。

「猫泌尿器症候群」ともいいます。

約2割がストルバイト尿結石やシュウ酸カルシウム尿結石といって尿のPHがアルカリ性または酸性に傾くことによってできる尿石症です。

残りの原因のうちの5割以上が原因不明の突発性膀胱炎です。

症状は血尿や頻尿、排尿困難です。

いつもと違うところに排尿をしたり、トイレにずっと座っている、排尿姿勢をとって痛そうに鳴くなどの行動の変化で、飼い主が気づくことが多い病気です。

緊急性があるのは、尿道が結石や狭窄で詰まって尿が出ないことです。

オス猫はメスに比べて尿道が細く長いので、尿道が詰まる傾向があるので特に注意です。

尿が出なかったら、なるべく早く病院に連れて行きましょう。

急性の腎不全になって命にかかわります。

診断は、触診でまずは膀胱のチェックをします。

その後尿検査を行い、必要に応じてエコーやレントゲンをします。

治療は、尿道が閉塞している場合はカテーテルという管を入れて、すぐに排尿させることが一番です。

症状に応じて、抗生剤・止血剤の投薬や点滴、膀胱洗浄を行います。

尿石症の場合は、尿のPHを中性に維持する処方食に切り替えます。

ドライフードだけの食事は水分摂取量が少なくなるので、噴水型の給水機など猫の好みに合わせてお水を飲めるように工夫しましょう。

 

お家で注意すること

トイレは猫の数+1が理想

水を飲ませる工夫をする

太らせない

猫が安心して過ごせる空間を確保する

→キャットタワーや猫が隠れる場所を作るなど

 

けい

特発性膀胱炎は原因がわからないばかりか、

何度も繰り返すので本当に大変です。

引っ越しなどの環境の変化や、急に留守番が多くなったなど飼い主の行動の変化でも猫にとってはストレスだったりするんですよね・・・

 

 

②慢性腎臓病

腎臓は血液をろ過して濃縮し、血中の老廃物を尿として出す働きをしています。

もともと猫は水をたくさん飲む習性ではないので、腎臓にダメージを受けやすいといわれています。

6~7歳以上の猫に多い病気ですが、若い猫にも発症することがあります。

症状は、水をよく飲む、尿の回数が増える、薄い尿をたくさんする、毛並みが悪くなって痩せてくるなどです。

診断は血液検査と尿検査、エコーで行います。

この病気の怖いところは、血液検査や尿検査で異常が現れた時には、すでに腎機能の7割以上がダメージを受けているというところです。

したがって、早期発見と早期治療開始がとても大切です。

 

治療は、腎臓の機能をうまく保つように、血管拡張剤や食事療法、点滴など症状に応じて行います。

 

けい
下記の症状が見られたら要注意です。

 

水をよく飲む トイレの回数が多い

トイレ以外での粗相が増えた

口臭がひどくなる

便秘になる

痩せてきて毛並みが悪くなった

 

お家で注意すること

尿が量や回数をチェックする

太らせない

塩分の多い食事を与えない

水を飲ませる工夫をする

定期的に健康診断を受ける

→尿検査で尿の比重やタンパクが出ていないかをチェックする

 

消化器疾患

①下痢

下痢の原因は、寄生虫や細菌性の下痢など比較的原因が特定しやすいものから、ウイルスによる感染症、自己免疫の反応によるものや腫瘍など様々です。

甲状腺機能亢進症や糖尿病などの内分泌疾患が原因で、お水をたくさん飲むことにって下痢をしているという場合もあります。

下痢をしたら、食事を抜いてお腹を休めるのが原則です。

しかし、猫の場合は「体脂肪→肝臓→全身」の脂肪のエネルギー変換がうまくいかず、肝臓に脂肪がたまって「肝リピドーシス」といういわゆる脂肪肝の状態になりやすいのです。

この状態になると肝臓の機能がうまく働かないので、全身の状態が悪化します。

肝リピドーシスに注意をしつつお腹を休めることを考えると、半日くらいの絶食であれば問題ないと思います。

ただし、子猫の場合は低血糖を起こすことがあるので、すぐに病院に連れていきましょう。

 

お腹を休めても下痢が治らず、嘔吐や食欲不振が続くのであれば、病院で診察を受けましょう。

その際には便をもっていくとよいですね。

量は親指の先くらいでOKです。ビニールやラップに包んでなるべく新鮮なものを持っていきましょう。

動物病院では検便をして、原因や症状に応じて抗生剤や下痢止めの投薬、点滴などを行います。

長引く下痢の場合は血液検査やレントゲン、エコー検査を行い、場合によっては内視鏡で腸の病理組織検査等の精密検査を行います。

 

②嘔吐

嘔吐の原因は異物や消化器系の病気、中毒、腫瘍など様々です。

よくみかけるのは胃にたまった毛玉を吐き出すことや、あわてて食べた食事を食後30分くらいで吐き戻すケースです。

これらの場合は、食欲があって、症状がその場で落ち着いていて他の消化器症状がなければ、お家で様子をみても問題はないと思います。

猫によっては布や毛布、タオルなどを食べる習性がある子がいます。

これは「ウールサッキング」というもので、はっきりした原因はわからないことが多く、しかも完全にやめさせる方法ははありません。

飼い主が気づかないうちに、布を食べていて激しく嘔吐したり、食欲不振になって病院に連れてきて腸閉塞が発見されたいうこともあります。

ウールサッキングをしなくても、紐やおもちゃで遊んでいて飲み込んでしまうこともあるので誤飲には注意しましょう。

中毒では、ユリ科の植物は猫に急性の腎不全を起こすので要注意です。

 

花や茎、葉だけでなく、ユリを飾ってある花瓶の水を飲んだだけでも中毒症状を起こすので、猫を飼っている方はユリ科のお花を家に置かないようにしましょう。

 

お家で注意すること

食事が確実にとれているかを確認する

飲水量を把握する

ひもやおもちゃは置きっぱなしにしない

ユリ科の花を飾らない

ウールサッキングの習性がある子の場合は布を置かない

嘔吐の治療は、点滴や吐き気止めの注射を行います。

症状が続く場合は血液検査、エコーやレントゲン、状態に応じて内視鏡検査を行います。

 

けい

猫ちゃんはお薬を飲ませるのが大変なことも・・(泣)

その場合は、液体にしてスポイトで口の横からのませる、少量の練乳などに練りこんで上あごに塗る、カプセルに入れるなど工夫が必要です。

 

歯周病・口内炎

猫は虫歯になりにくいといわれています。理由は口腔内環境がアルカリ性で、虫歯菌が好む酸性ではないからです。

また、唾液などの自浄作用により、歯周病にならないように維持されています。

しかし、ウイルスの感染、免疫の低下、固いものやとがったものを食べて口の中に傷ができること、そして歯と歯茎のケアを怠ると歯肉炎や口内炎になります。

歯周病は歯だけでなく、常に細菌を飲み込むことによって敗血症や心疾患、肝疾患など全身に影響を及ぼします。

歯肉炎や口内炎は、抗生剤や消炎剤を使って治療します。

残念ながら口内炎はなかなか治らないので、重症な口内炎の場合は、犬歯と門歯を残して臼歯を全部抜歯することで痛みと炎症がかなり抑えられます。

 

けい
こんな症状がでたら歯周病かもしれません。

口臭が強くなった

よだれがでる

食欲がない

顔を傾けて噛んでいる

食べているときに痛がって鳴く

 

お家で注意すること

子猫の頃から口の中を見る習慣をつける

ガーゼや歯ブラシなどを使ってホームケアをする

とがったものはかじらせない

室内で飼育する

 

けい

口の中をきれいに保つことは健康で長生きするための秘訣です。

歯科ケアは、いきなりやると猫ちゃんが嫌がることがあるので、

動物病院で相談してくださいね!

 

まとめ

この記事では、猫によくある病気をピックアップしてまとめました。

日々観察してちょっとした異変に早く気づく→早めのケアや治療をする

ということが大切です。

猫ちゃんの平均寿命は15歳を超えました。

あなたの大切なペットが元気で長生きできるように、参考にしていただけたら嬉しいです!

 

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