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犬の話 病気各論

フィラリア予防って本当に必要?獣医師が解説します!

こんにちは!

けいです。

だんだん気温が高い日が多くなってきましたね。

そろそろフィラリアのお薬もらいに病院にいかないと・・・。

なんとなくお薬もらってるけど、本当に必要なのかなあ?

では今日はフィラリアについて解説しましょうね!
けい

 

そもそも「フィラリア」ってなあに?

 

   

 

フィラリアとは、犬の心臓に寄生する寄生虫です。

白くて細長い形から、犬糸状虫とも言います。

3分30秒でわかるアニメ動画

提供 ElancoAnimalHealth

フィラリアのライフサイクル

 

フィラリア症ってどんな病気なの?

  

 

感染源は「蚊」です。

フィラリア感染犬の血を蚊が吸って、

フィラリアに感染していない犬を刺すことで感染が広がっていきます。

はじめは皮膚の表面や組織の中にいたフィラリアの子虫は

約2か月かけて皮下組織や筋膜、脂肪組織を移動して静脈に移動し、

血流にのって心臓に移動していきます。

最終的に右心室から肺動脈に寄生して成長します。

このようにフィラリア症は心臓に寄生することによっておこる病気なので

心臓病と考えてもよいと思います。

フィラリア症の症状

咳

呼吸困難

元気がなくなる

腹水がたまる

痩せてくる

 

フィラリア症は猫もなるって本当ですか?

 

はい。なります。

ただし、猫の症状はとても分かりにくく、

無症状だったり、軽い咳だったり、突然死してしまったりなど・・。

そして犬のように検査で発見することがなかなか難しいのです。

私自身、猫ちゃんのフィラリア症と

確定診断した経験はありません。

けい

 

予防と治療について教えて!

予防

蚊に刺されないこと⇒無理~!!

なので

「フィラリアのお薬」を毎月一回投薬します。

(年一回の注射で予防するタイプもあります)

投薬の時期ははお住いの地域によって違いますが、

この「魔の2か月」のタイムラグを考えて

「蚊が出始めてから1か月後から蚊がいなくなってから1か月後」

で、だいたい4~5月くらいから11~12月くらいまでの期間です。

気温が高い地域では1年中予防するケースもあります。

けい
実はフィラリアのお薬は予防薬ではなく

フィラリアの子虫が皮膚の表面にいる間の2か月間の間に

子虫をやっつける駆虫薬なのですよ。

以上の理由から投薬前には血液検査をして

フィラリア感染の有無をチェックする必要があるのです。

フィラリアのお薬はおやつタイプやスポットタイプ、注射があるので、

かかりつけの動物病院の先生と相談して選んでみてくださいね。

 

治療

フィラリアに感染した(成虫になってしまった場合)時の治療

成虫が自然に死ぬのを待つ

→成虫の寿命は5~6年ですが、

成虫がいても使えるフィラリアのお薬(予防薬)を使うことで

成虫をゆっくり弱らせて(成虫の)寿命を短くすることができます。

外科手術で血管から成虫を取り除く

→リスクが高いので、成虫が血管に一気に詰まって緊急性を要する場合のみ行います。

 

やっぱりフィラリアの予防薬は必要!?

    

フィラリアの予防薬は実は駆虫薬だった・・。

ちょっとびっくりされたかもしれません。

そんな殺虫剤を使うなんて怖い~

そうです、その通りかもしれません。

実際にフィラリアの検査をして予防薬を飲ませたのに

嘔吐や下痢などの副作用がでたり、

そして死亡例も、データを見るとゼロではありません。

しかし、何事にもメリットとデメリットが存在します。

「フィラリアに感染して愛犬が苦しい思いをする」

と「副作用がでる」という状況を天秤にかけて

どちらを選択するのが最善かを考えてみましょう。

この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです♪

 

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