こんにちは!
けいです。
最近、ペットを新しく飼う方が増えてきました。
先日も、遠方に住む友人から連絡があり、質問攻めに・・・(笑)
どんな風に説明したらうまく伝わるかな、とかね?
なるほど!
私たち獣医師はわんちゃんやねこちゃんの身体を触ったり、聴診したり、
検査をしたりして診断・治療を行いますが、
それと同時に、飼い主様からの情報をしっかり伺う=問診は非常に重要です。
今回のテーマは「動物病院のかかりかたガイド」です!
この記事はこんな方に向けて書きました
- 動物病院ってどんな感じなの?
- 初めてペットを飼うので、診察の受け方について知りたい!
- かかりつけの先生にうまく症状を説明するノウハウってないかしら?
目次
動物病院での基本的な診察の流れは?
①ご来院(事前予約が必要な病院もあり)
新型コロナウイルス感染症対策で、予約制ではなくても待合室が密にならない様に
時間を調整している病院もありますので、まずは動物病院に電話を入れましょう。
ねこちゃんの場合は、大きめの洗濯ネットに入れてからキャリーケースに入れると
逃走を防げるのでお勧めです。
②問診表の記入
ワクチン履歴などがわかるものを持っていくと便利です。
普段食べているフードをメモしていらして下さいね!
③診察
問診表を元に診察を行います。
基本的には聴診や視診・触診などの身体検査を行い、
必要に応じて血液検査やレントゲン、エコーなどの検査を行います。
また、病院の方針によっても異なりますが、
診察以外にも爪切りや肛門腺しぼりなどのお手入れや、しつけや食事、おやつの相談なども
受けてくれる動物病院だと安心ですね。
④治療
検査をしたら検査結果について、また病気や症状について説明を受けた後、
必要な治療を行います。
通院で治療可能なのか、入院する必要があるかなど、
今の病状や今後の治療のプラン、治療費のことなど不安なことは確認しましょう。
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「上手なかかりかた」4つのポイント
ポイント1
完全予約制の動物病院はもちろん、予約制ではなくても事前に電話を入れることで
診察状況を確認できるため、スムーズに診察を受けることができます。
ポイント2
まず一番気になっている症状を先に伝えましょう!
「お腹が痛そう」「食欲がない」「何度も吐いている」など
ペットの症状で一番気になることを先に伝えましょう。
「先生!違うんですよ~」と言いたくなる時ってありませんか??
ポイント3
気になる症状が「いつから」「どんな経過か」をこたえられるように
事前に紙に書いておきましょう
メモを見ながら話をすると、思い出しながら話すより落ち着いて話せますし、
「そういえば、あの時いつも食べないおやつを与えたんだった!」などと
色々な状況を思い出すきっかけになります。
ポイント4
動画や写真、吐物や便など視覚情報を提供しましょう!
吐物や便は何が原因かを調べる手がかりになるので捨てないで持っていきましょう。
また、自宅で撮影(咳や歩き方、発作など)した動画があると、とても分かりやすいです。
病院だと緊張して症状が全くでないこともあるのです。
動物病院での治療費について
動物病院での治療費は各々の動物病院によって異なります。
そして、ペットは人間の様な公的な健康保険制度がないため、
100%自己負担です。
動物病院での支払いは、現金のみという病院もあれば、
クレジットカードやPayPayなどのバーコード決済での支払いが可能な動物病院もあります。
また、ペットの治療費を日々備えておく、またはペット保険に入るなど
事前に準備することが飼い主様ご自身の「安心」につながります。
ペットを飼い始めたら、万が一の時のことも考えておきましょう。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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